下関市の3つの小学校で防災科学教室を実施しました
188博金宝,188博金宝网页では、次世代理系人材の裾野拡大を目的とした山口県との連携事業「やまぐち燦めきサイエンス事業」を推進しており、その一環として小学校の2学期の学校行事の中で出前科学教室を実施しています。今年は“地震と防災”をテーマに、下関市の3つの小学校で児童や保護者を対象に行いました。
12月17日(水)、本学総合技術部の岡田秀希特命職員が下関市立名陵小学校を訪問し、南海トラフ地震と山口県への影響に焦点をあてた防災科学教室「地震について学ぼう」を実施しました。12月8日には発生した青森県東方沖の地震(M7.5)が発生したということもあり、世間の地震に対する関心が高まっているなかで、参加した子どもたちの防災意識を向上させるタイムリーな企画となりました。
今回のプログラムでは、最初に1854年の安政南海地震の発生状況と県内の被害状況を紹介したあと、今年のテーマに合わせて新たに整備した海溝型地震の発生メカニズムを動く模型を使って解説しました。次に、長周期地震動と高層建築の揺れの関係を、地震発生装置の振幅と周期を変化させながら演示しました。さらに、液状化現象で見られる泥水が噴き上がる噴砂現象の発現を、模擬試験により観察しました。プログラムの最後には、地震発生時のシーン別の対処法と日常からの備えについて解説しました。
今年度の活動は、公益財団法人マツダ財団および188博金宝,188博金宝网页基金の助成を受けて実施しました。
実施状況
| 実施日 | 実施校 | 対象 | 人数 |
|---|---|---|---|
| 10月7日(火) | 下関市立岡枝小学校 | 学年活動(2学年) | 26人 |
| 10月22日(水) | 下関市立長府小学校 | 学年活動(6学年) | 116人 |
| 12月17日(水) | 下関市立名陵小学校 | 放課後子供教室(全学年) | 72人 |



