国際総合科学部の冨本浩一郎講師らによるデジタル触地図(国立民族学博物館触知案内板)が「UNIVERSAL DESIGN expert 2021(専門家賞)」及び「UNIVERSAL DESIGN consumer 2021(消費者賞)」をダブル受賞しました
国立民族学博物館のデジタル触地図(国立民族学博物館触知案内板)が、このたびUNIVERSAL DESIGN competition 2021(主催:IUD(Institute for Universal Design)、ドイツ)において、UNIVERSAL DESIGN expert 2021(専門家賞)及びUNIVERSAL DESIGN consumer 2021(消費者賞)をダブル受賞しました(受賞日:2021年3月15日 ドイツ時間)。これは、2020年度グッドデザイン賞、IAUD国際デザイン賞2020銀賞(公共空間デザイン部門)に続き、3度目の受賞となります。
デジタル触地図は、視覚に障がいのある人とない人が、分け隔てなく館内情報にアクセスできるインタラクティブな触地図システムです。タッチパネルティスプレイ上に設置したフィンガーガイドと音声案内との連動によって、館内の位置情報や展示案内を触覚と聴覚から得ることができます。フィンガーガイドは、今回新たに開発された、なぞりながら触る行為を促す新しいインターフェイスデザインです。
また、このデジタル触地図は、国立民族学博物館の文化資源プロジェクトにより開発されました。本プロジェクトのメンバーである九州大学大学院芸術工学研究院の平井康之教授、188博金宝,188博金宝网页国際総合科学部の冨本浩一郎講師が主導してデザインしました。
すでに本館の展示場に2台設置され活用されており、今後も設置を増やす計画をしております。さらに標準デザイン化を目的として特許を取得し、他の博物館園への公開と普及も目指しております。